藤田尚徳海軍大将・侍従長・肉筆の書・短冊立て

昭和天皇の侍従長・藤田尚徳海軍大将の肉筆の書です。昭和15年に書かれた古いものです。短冊に書かれており、木製の短冊立てに収められています。烙印もあります。書は孔子と弟子・曾子の孝道についての問答を記した「孝経」の「士章第五」に記されている孔子の教え「以孝事君則忠、以敬事長則順」です。読み方は「孝を以って君に事(つか)うれば則(すなわち)忠なり」「敬を以って長に事(つか)うれば則(すなわち)順なり」です。本来はこのあとに「忠順不失。以事其上。」と続きます。読み方は「忠順失わず、以って其の上(かみ)に事(つか)う」です。また短冊には「為横澤大人 正三位勲一等 藤田尚徳書」とも書かれています。藤田海軍大将は徳のある人格者で、昭和天皇の信任が厚く、終戦前後の一年八ヶ月、侍従長を務め、マッカーサーと天皇の会見にも同行しています。短冊のサイズは幅6.2センチ、長さ36センチ。短冊立てのサイズは幅9.5センチ、長さ75.5センチ。

藤田尚徳(ふじた・ひさのり)海軍大将・侍従長
明治13年10月30日東京生まれ。海軍兵学校29期。海軍大学校10期。英国駐在、戦艦霧島艦長、海軍省人事局長、第三戦隊司令官、艦政本部長、海軍次官、呉鎮守府司令長官、軍事参議官を歴任。昭和14年海軍兵学校同期の米内光政を現役の海軍大将で残すために自ら願い出て予備役に編入。昭和18年明治神宮宮司、昭和19年8月侍従長、昭和21年5月侍従長辞任。終戦後9月27日昭和天皇とマッカーサーの会見に同行、会見後、皇室の安寧を確信したと言われている。戦後天皇より鳩杖を賜る。昭和45年7月23日愛知県安城市で死去。享年89歳。著書に「侍従長の回想」(昭和36年・講談社)、「侍従長の回想」(昭和62年・中央文庫)がある。

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by gunanzakka | 2017-02-01 17:07 | 日本海軍・軍人・記念品

オーシャン堂店主の青井渚です。このブログでは、オーシャン堂の陸海軍軍装品、アンティーク、雑貨など、商品の一部を展示しています(販売済みの商品もあります)。このほか、オーシャン堂では、古本も販売しています。オーシャン堂はネットショップです。店舗はありません。ブログ「意外な戦史を語る」「陸海軍けんか列伝」「防人作家の群像」を運営。電子書籍「小説家けんか列伝」発行。メルマガも運営。


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